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深く沈める。

覚書が事実となる現実に反抗してみるブログです。

【ネタバレ超注意】SHERLOCK 忌まわしき花嫁 2回目 鑑賞総括【独自解釈】

映画記録

2月19日~2月27日の内に3回もSHERLOCKを観に行ってしまった。病休とは。

それはされおき、療養アカに壁打ちした解釈をまとめました。2回目の鑑賞総括です。

 

※とってもネタバレ※

 

1回目の鑑賞を終えて…2回目を観るためのポイントを絞る

1回目の鑑賞総括はこの記事に書いた通りです。要約すると、「この話はヴィクトリア時代のホームズによる未来の想像と、現代におけるシャーロックの妄想によって構成されたパラレルワールドである」というのが1回目の鑑賞の総括でした。しかしながら、

  • モリアーティが数学者という本来の設定に戻っているにも関わらず、姿が本来の姿に近づいていないこと
  • アイリーン・アドラーの価値がホームズとシャーロックの間で揺らいでいないこと
  • ヴィクトリア時代のホームズに現代のシャーロックの意識の混在が見られること

など引っかかる点がかなり多く、これは暫くあとをひくこととなりました。

なので、2回目を観るにあたっては、この「パラレルワールド」という解釈が正しいのか、という点に焦点を当てて鑑賞することに決めました。

 

2回目の鑑賞ポイント:パラレルワールドの解釈は正しいのかという検証

ここで重要になってくるのは、創作に置けるパラレルワールド(=並行世界)では、2つないし複数の世界が同時進行しても、意識の混在は起こらないという点です。しかしながら、ヴィクトリア時代のホームズにおいては、以下のような現代のシャーロックと思しき意識が浮き出てくる場面があります。

 

レミリア夫人のことを話している時に「彼」と言う

 →モリアーティの生還を推理するシャーロックの意識の混在

②「深いところまで~」というセリフ

 →シャーロックが1回目に飛行機の中で目覚めた時の「100年前の事件」へのリードと取れる発言

③馬車に乗り合わせたワトソンがジョンに見える幻覚

 →チェック柄の髭なしジョンは現代のシャーロックしか知らないはず。

④花嫁の中にS3で登場したシャーロックの彼女まがいがいること

 →顔を合わせると挿入されるS3の場面。

  これもシャーロックの意識の混在と取れる。

⑤最終ライヘンバッハの滝の時の「いつでも戻れただろ」の台詞

 →マインドパレスから戻る時はライヘンバッハの滝に落ちていた?

 

以上をこれを元に推測すると、「忌まわしき花嫁は、シャーロックがモリアーティ帰還のプロセスのマインドパレスの中で推理するために想像した出来事」と考えるのが自然な流れとなります。と、なると、どこからどこまでがマインドパレスの中だったのかが問題になってきます。現代とヴィクトリア時代の往復は3回。1回目は、飛行機の中でシャーロックが目を覚まし、「コカイン?モルヒネ?」というワトソンの台詞でヴィクトリア時代に引き戻されるところ。2回目は、医務室でシャーロックが目を覚まし、レミリアの墓を掘り起こすところ。そして3回目は、再び飛行機のシーンで、最終的にシャーロックはどこかへ去ります。

この3回の内、最も空想に近いと思われるのが、「医務室のシーンからレミリアの墓を掘り起こすところ」までです。ここがマインドパレスの中だとしたら大体の辻褄は合います。現代のシャーロックが想像するヴィクトリア時代にいるマインドパレスの中のホームズが想像するマインドパレスの中のシャーロック、というマインドパレスinマインドパレスという二重構造ができあがりますが、これはこれで構わない。

これでアイリーン・アドラーとモリアーティだけが現代と姿が変わっていないことは理解が可能となります。

 

次回は、3回目の鑑賞で「モリアーティが絶対軸上の存在だとしたら」という点に重きを置いて観た時の解釈をまとめます。