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深く沈める。

覚書が事実となる現実に反抗してみるブログです。

2016年3月の読書記録:その2

大塚英志関連続き】

北神伝綺 (上) (角川コミックス・エース)

北神伝綺 (上) (角川コミックス・エース)

 
北神伝綺  (下) (角川コミックス・エース 125-2)

北神伝綺 (下) (角川コミックス・エース 125-2)

 

 読んだのはニュータイプ100%コミックスの方でしたがこっちしか出てこなかったのでこっちで。「木島日記」の木島平八郎が折口信夫の高弟:春洋と対照して出てくるのに対し、北神はその師である柳田國男の破門された直属の弟子、として個として出てくるのが大変に面白い。普通に師弟で喧嘩もしますしね。

「木島日記」が木島が折口の名を借りて偽書を書いているのがキーになっているのに対し、柳田が北神を仕分けの道具として使っているのも大変面白い。瀬条機関における瀬条と木島の関係に似ていますがこちらは完全な虚構。山人の説を唱えた柳田に隠れた弟子がいた、というのはリアリティがあってよいと思います。北神のキャラが立っているので木島日記よりは読みやすいと思います。

 

とでんか (1) (単行本コミックス)

とでんか (1) (単行本コミックス)

 
とでんか (7) (単行本コミックス)

とでんか (7) (単行本コミックス)

 

 想像以上にくそ難しかった「とでんか」です。都市伝説関係の苦情受付をやる課、通称「とでん課」が舞台となり、都市伝説上でしか存在しえないとされる口裂け女、だるま男、人面犬など多彩な人物(?)が登場。

ワンテーマ読切形式なのですが、どこからが伏線でどこからが結論なのかがよくわからないまま3周くらいしましたが未だによくわかりません。話自体は面白いので特に何も気にしなければ軽く読めると思います。

 

 

あとは小野不由美の「残穢」を2月に再読したので、

鬼談百景 (角川文庫)

鬼談百景 (角川文庫)

 

 「鬼談百景」を読みました。すうっと後にひくんだけれども、各話が数ページ以下終わるせいか爽やかな怖さだけが残ります。本格的な夏のお供にどうぞ。